産学協同など

こちら(kom's log: http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20041227#p1)で以下の文章を見ました.

産学協同が強力に推進され、「5年で成果を」というようなあたかも科学研究が工場労働であるかのような尻の叩き方である。

これね.計算機科学関係だと,大学がまるで外注のようですよ.もちろん全部が全部じゃないけど.見聞きしたところではそんな感じだったりする.関わったソフトウェアのマニュアルをひたすら書いて,細かいバージョンアップをして大学院生としての数ヶ月を過ごした,なんて子の話も友人から聞いたことがあったりする.


産学協同とともに,ベンチャーの立ち上げもここ数年で奨励されてますね.個人的には,大学の人間は,象牙の塔の住人であっていいとは思わないし,研究成果は積極的に社会に還元すべきと思う.なにも学術分野で閉じてしまう必要はまったく感じない.それでお金を稼いでもいいと思うし,実際研究にも結構なお金がかかるわけで,財団や国にせびらなくても自前で研究費を確保できるなら,商売もいいと思う.かく言う自分もやりたい.幸い,ソフトウェア関係はコストがあまりかからないし.