ローマ人の物語
最近このカテゴリー全然なかったのでムリヤリ.前にも書いたローマ人の物語.いやぁ,面白いですよ.筆者の独自の解釈もとても興味深いです.現代にも通じる,示唆にとんだエピソードもあって,いろいろ考えさせられます.
ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/07/01
- メディア: 文庫
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3・4・5巻はハンニバル戦記(上・中・下)でとてもとても面白いです.というか,ハンニバルにこれだけの分量を割いてるところが,いかにローマに影響があったかを物語っていますね.
ローマが他国(他都市・他民族)の人たちも分け隔てなく自国に受け入れて,強固になっていく様は,なんとなく現代のアメリカ合衆国に似たところがあるなぁ(ほんとに分け隔てないかはともかく),と思ったりする.とともに,ハンニバル戦争後,融和を基本に置いた政策がつまずきを見せて,徐々に過激な政策に傾倒していく(それがこの後にくるローマ帝国につながるらしい*1)その様も,なんか似てるかなぁ.