お金が...

夏にスコットランドの某所で,大きい国際会議があります.せっかく電車で行ける場所に住んでいるので,行って勉強しよう,ということで参加申し込みをしよう,ということで,オンラインで申し込み開始したところ,これが高い.スゴイ高い.どえりゃあ高い,もえりゃあ高い.

大きい国際会議では,その開催直前に(もちろんほぼ同じ場所で)ワークショップ(研究会)・チュートリアルが開催されるので,今回は発表もないし,気も楽だから,それぞれ1つずつ参加しよう,ということでチェックして,バンケット(まぁ,懇親会と言ったところだろうか)も出席にチェックして...とやったところ.


500ポンドを越えました


いくら大規模&超ハイレベル国際会議だからってやりすぎじゃないですか?10万円とは.これに宿泊費も当然かかって,中くらいよりちょっと下くらいの,まぁ普通のホテルで7泊すると....


500ポンドを越えました


つまり合計20万円超.どうですか?これ,もしも日本から来たら,時期を考えると合計40万円くらいになっちゃいますよ.そりゃまぁ,全てを格安にすれば20万円台くらいにはなるかもしれないけど...ホテルを格安にしすぎると嫌な予感が...っていうか,今日見たところも別にそんな贅沢な所じゃないと思うんだけど...


特にアカデミックの分野で研究やってる人は,成果をあげなきゃいけないわけで,大きい国際会議に論文が採択されるのは大変重要なんですが,その代償として結構なお金を支払わないといけないのです.ちなみに,論文が採択されても会議に参加しない,という事をやると採択取り消しになるから嫌でも参加しなきゃだめです.
こういう会議参加の旅費等を賄うための研究費をとるには成果が必要,成果を蓄積するにはこういう旅費等のお金が必要なわけです.さらに言えば,日本人の書く英語論文をネイティブにちゃんと読んでもらうには,やっぱり英文校正機関(会社)に出してチェックもらう必要があります.これもかかる時は5万円くらいかかります.最近値上げありました.


さらにもう少し言えば,国内の論文誌に採録されると,必ず別刷りで論文を印刷しなきゃなりません.それにかかるお金はだいたい20万円くらい.


研究費をとるのと,成果を出すのがうまく回ってるうちはいいけど,ちょっとうまくいかなくなると大変なことになったりするわけです.
まぁ,それにしても,今回の参加費にはちょっとビックリ.やっぱスコットランドも同じ連合王国の一部として物価は高いんですかねぇ.



                                      • -

【クリックをどうぞよろしくお願い致しまんもす】

                                      • -