どこも不満は同じだね

こちら(|t>の落書き帳 -その名はときど記-: http://d.hatena.ne.jp/MagicalTeaPot/20041227#p1)の以下の文にうなずく.

そもそもミーティングやらその資料作りやらにつかうヒマとモチベーションを研究にまわしたほうがどう考えたって有意義なのに

かつてすごく,すごーく思いましたよ.時間の無駄って.ミーティングで研究が進めばいいんだけど,往々にして進まないんだなこれが.ダメ出しだけで終了ってこともしょっちゅうでした.自分の場合,一時は,

  • 週2回のミーティング
    • 1つは各自の研究のミーティング.もう1つはグループミーティング(4,5人のグループメンバー+教官)
    • 両方とも毎週行う
    • 各自の研究ミーティングは隔週で発表.グループミーティングでは毎週発表
    • 2つのミーティングで同じ発表はダメ
  • 週報の提出 (e-mailで)
    • 自分自身に関する週報と,グループリーダーであるため,グループに関する週報
    • ミーティングで話すことを報告してもダメ

という状況でした.
どうですか?
2週間ごとに,発表2回の週がやってきます.平日5日のうち,2日の午後はミーティングで2,3時間(長い時は4時間)つぶれます.実質午後は無し.他の3日のうち,それぞれの準備に1日(他のグループメンバーとの議論・相談,発表内容について考察,等々)使うので,残りは1日です.TA(Teaching Assistant)なんぞがあったもので(2講義分),その関連で残りの1日はあまり時間ありません.つまり,必然的に休日にやるしかないわけです.また,2つのミーティングで同じ発表はダメ,なので,この状況下で,発表2回分の進捗が求められます.また,僕がそうでしたが,研究グループの研究が,個人の研究を包含しなかったりします.つまり,2つの研究を平行して一人でやらないとダメです.かなりきついです.そこへもってきて週報の提出があります.週報もミーティングと内容の差別化をはからないとだめなんで,書くのがすごく面倒です.それよりなにより,場合によっちゃ,2回のミーティングと2つの週報の内容がすべてオーバーラップします.ありえます.物事そううまくいきません.そもそも,ミーティングそのものに時間をとられて,実質的な研究時間があまりありません.


このシステムは半年くらいで終了しました.つまりですね,ミーティングで何を発表するか,どういった報告をするか,ということにかなり重点が置かれてるわけですよ.その内容を生み出す本質的な活動が考慮されてないわけです.だから,上のような不満には大変に共感するわけです.ただ,自分の教官は元企業人で,その感覚でいくと,報告の回数が増える,ということにはなるのかも.この辺りは,一般企業での就業経験がないので,ちょっと分かりません.


まぁ,自分で自分をモチベートできる人はともかく,そうでない人も当然いるわけで,そのためには,やはりミーティングでこまめに発表させるのは良いわけです.その人にとってはサブゴールになり得るし,そこで作成した資料の蓄積はあとあと有用だったりします.このあたりは少々難しいのですが,まぁ,必要性を考慮してミーティングはやりたいよね,と思うわけです(といって大学の研究室では調整難しそう).


というわけで,なんとなく,ここで終了.