大学生の日本語

ここ(http://d.hatena.ne.jp/keyaki4641/20041124#p1)にこんなエントリーが...

大学生の「日本語力」が低下し、中学生レベルの国語力しかない学生が国立大で6%、四年制私立大で20%、短大では35%にのぼる・・・

これは自分の大学(というか研究室内でも)実感しました.自分自身はどうなの?となるとそう自信があるわけじゃないですが,そこそこ良いと思う(http://kabigon.seesaa.net/article/1120004.htmlに載ってる問題も正解しました!...胸をはることじゃないけど...).


上の記事の場合は,母国語による豊かな表現のための基本的知識の欠如,ということだから深刻ですね.日本人しかできないことが出来なくなるとは.最近変な間違いも良くみるからなぁ.研究室の後輩の例では,「原稿の第一段です!(正解:第一弾)」とか,「一様やっておきました!(正解:一応)」など,なんだこりゃ?な間違いを平気でしてくる(ちなみに大学*院*生).


どうも,知性を持つことを軽視するというか,すぐに「そんなん知っても役立たん」とか言う風潮があるような気がする.気のせいだろうか?一定の知性を備えるために本来備えるべき知識が豆知識として扱われてるようにも思える.

そもそも,今の大学生が,一定の知性を備えるべき事を認識し,そうあることにプライドのようなものを持っているのか?という事に思いを巡らすと,少なくとも自分の大学(レベル的にはそう悪い大学ではない.一般的には優秀な大学)ではかなり疑わしい.高卒とか,(言っちゃ悪いけど)よたった大学の学生と自分を一緒くたにして,「みんな同じっすよ」と言うのもいるくらい.何のために大学に入ったのか考えさせられる.

そういえば,「そもそも受験勉強が無駄」(つまり「もっと現実に則した知識を学校で教えろ」と)とかちんぷんかんぷんな事を言うのもいた.「大学入って遊び過ぎたせいで,せっかく受験勉強で覚えた知識が,より無駄になってるよね」というような事を婉曲的に言って諭したら,相手はほぼ逆ギレ.何故でしょうか?


とまぁ,いろいろ思いだしつつ,考えさせられたわけです.それにしても,上の引用に中学生レベルとあるけど,その基準にしてる中学生のレベルもがっくんと落ちてるってことはないの?