USビザを取る

J-1ビザを取ったので,その過程をざっくりと書き留めておきます.


何より先にやらなければならないのは,訪問先の機関(大学)にDS-2019というドキュメントの発行手続きを依頼すること.自分のケースでは,DS-2019の発行のプロセスはこんな感じ.

  • 大学の事務処理のためのフォーム(PDF)を埋めて提出.氏名,生年月日とかをはじめ,Financial Supportはどういったものなわけ?など,種々の情報を書いてFAXする.このフォームは機関ごとに用意されてるようだけれども,必要とする情報はどこも同じだと思う.
  • パスポートの最後のページ(写真とかが載っているページ)のコピーをFAX.
  • 事務方がDS-2019発行のための別のフォームを埋めて,担当部署に提出
  • 提出された情報をもとにDS-2019を発行.事務に送る.
  • 事務からDS-2019が郵送される.

理想的には,事務方から必要書類が発行担当部署に提出されるまで3日,担当部署がDS-2019を発行するまで4~6週間,事務から郵送されて届くまで3,4日,という感じ.トータルひと月半は見たほうが良いみたい.このDS-2019以外の書類は(ひとつを除いて)自分で処理ができるので,このDS-2019に全てかかってるという感じ.
事務に提出する書類は他にもあった気がするけど(財政証明書とか),まぁ,これは個々のケースで相手から要求があると思うので,それに応じてやるのみ.


J-1ビザ発行のために必要なのは次のもの.

  1. パスポート
  2. DS-156
  3. 写真
  4. 申請料金の領収書
  5. DS-157
  6. EXPACK 500封筒
  7. DS-158
  8. DS-2019
  9. SEVIS費確認書
  10. 財政証明
  11. 修了証明書
  12. 書類をいれるクリアファイル

1.は米国大使館のWebページに用意されているフォームに入力(ココ)するとPDFファイルが生成される.
項目24は大学の住所を書いたりすれば良いみたいです.項目29は,複数の渡米経験がある場合,直近のものだけ書いて,その他の渡米歴については,別紙を用意する.特に形式は決まっていないので,同じように渡米した日付と期間をリストにしてかけば良い.また,項目33は,研究とかで行く場合でも,「はい」と大学名を書いても良いみたいです.まぁ,そこまで以上な厳密さは求めないみたいですね.


2.は5cmX5cmで,背景は白.背景色がダメだと取り直し(僕は取り直しの刑に処せられました.ちなみに大阪の領事館では,取り直しが一番多いのは名古屋の人らしい).


3.はATMで振り込んだ時の明細.


5.は大使館のWebページにPDFが公開されている(ココ).でも,スキャンしたものをPDF化しただけのようで,書き込みもできず,イマイチ.でも,ココに書き込みができるPDFファイルが公開されている.前者の方の日本語表記を参考にしつつ,入力すると良い.


7.も,ココココではやっぱり入力できないPDFファイルが公開されているので,入力できるこちらを利用した方が便利.


8.のDS-2019ですが,郵送で届いた時点で,まず名前のスペリング,生年月日をチェックした方がいいです.スペルミスとかがあったら,また発行やり直しです.


9.は,ココから辿って支払い可.クレジットカードで支払いできます.面接日の3日前までには支払いを済ますのが安全ということですが,実際には前日に支払ってもなんとかなってりするみたいです.要するに,SEVIS費用支払い済みですよ,という情報がちゃんと大使館に届くことが重要で,なんらかの事故(?)があって遅れるとまずいから3日前まで,ということになってるみたいです.
で,支払いをオンラインで済ませるとI-901 Fee Paymentというページが生成されるので,これを忘れず印刷する.これが証明になります.なんか領収書を30ドルで送るとかなんとか言うのが出てきますが,この領収書は面接に不要なので,払う必要はありません.


10.は,滞在中の費用は用意できますよ,という証明なので,財団からお金をもらっていれば,その証明書(英文)とか,銀行の残高証明(英文)を用意する.銀行の残高証明は頼めば発行してもらえます.僕はCITI BANKに頼みました.


11.は,要るか要らないのかよく分かりません.


12.は透明である必要があります.


いくつかの書類はsignatureが必要なので,該当箇所に記入します.


以上の書類をそろえて,東京の大使館,もしくは大阪・那覇の領事館で面接を受けなければいけません.どこで面接を受けるかは自由です.例えば,福岡の人が東京で面接を受けてもいいです(大使館に確認した).面接は事前の予約が必要なので,これはもうDS-2019の発行手続きを始めた時点でとりあえず予約入れるといいです.ココの一番下から行けますが,少なくとも現時点ではMac OSXからは予約できません.Windowsから利用する必要があります.予約ができたら忘れずに印刷.重複予約はできないようですが,(定かではないですが)東京と大阪の予約情報を併せて,重複してないかを判断してないかもしれません.僕は東京の方で予約していて,そちらをキャンセルする前に大阪で予約できてしまいました.
面接の予約状況ですが,びっしりと埋まっていても,ある日突然ずらっと空きが出たりするので,こまめにチェックするといいかも.


面接日は予約時間よりだいぶ早めに大使館/領事館に行った方がいいです(20分〜30分前).といっても,実質予約時間はあまり意味なさげです.予約時に印刷した紙を忘れないように注意.

以下,大阪の領事館のケースです.
到着したら,領事館の外に並んで待ち,だいたい5人ずつ,順番に中に入れられました(これは朝一だったからかもしれない).領事館内には食べ物は一切持ち込めません.ペットボトルに入った飲み物,ガムとかも全部ダメみたいなので,もって行かない方がいいです.携帯電話もこの時点でスイッチオフ.中に入ると,持ち物検査.iPod,携帯電話とかは預けることになります.検査を通ったらシールをペタッと貼られてエレベーターで上の階へ.ここでまず,並びます.で,たいていは,並んでいると大使館員が必要書類を集めにきます.来なかったら,そのまま1,2番あたりの窓口に行けばいいのかも.必要書類を持っていかれたら,そこら辺で呼ばれるまで待ちます.ここで,書類に不備があったりすると,大使館員に呼ばれるて,直せるところは直します.僕がみたのは,signatureが無い,写真がダメ(自分を含む.領事館の近くの写真屋で取り直しになる.850円),そしてすごいものでは「ビザ申請代金未払い」というのもありました(近くの銀行で払ってくることになる).

窓口に呼ばれて面接.僕は日本語で聞かれました.英語の場合もあるかもしれません.基本的には,渡米の理由,期間,英語の能力について聞かれるみたいです.問題なければすぐ終わります.僕は30秒くらいで終わりました.


面接後,2,3日でビザ付きのパスポートが郵送されてくるようです.今それを待ってます.